セカンドライフサンクチュアリーへ
ようこそ

虐待された家畜動物たちに、第二の人生を。

セカンドライフサンク
チュアリーについて

セカンドライフサンクチュアリーは、山梨県を拠点に畜産動物たちを保護し、本来あるべき生活を送れるよう支援する小規模保護団体です。サンクチュアリーを訪れた方々にはすぐに、ここにいる素晴らしい動物たちもペットと同じ愛情とケアを受ける権利があると感じていただけると信じています。

サンクチュアリーを訪れる方々には、プラントベースの食事のメリットについても考えていただけるよう促しています。プラントベースの食事は動物性食品中心の食事に比べて健康的で、生産時の水の使用量や温室効果ガスの排出量が少なく、もちろん動物たちを傷つけることもありません。

過去10年間を日本で過ごし、家族総出のプロジェクトとしてこのサンクチュアリーを立ち上げました。全員がヴィーガンである私たち家族は、環境・動物・人権保護に熱心に取り組んでいます。

サンクチュアリーで生活する動物たち

プラントベースの食事の栄養的・環境的メリットを考える

山梨県の壮大な自然を楽しむ

Instagramで私たちの日常を発信しています

ブログ

ヴィーガン牛丼

レシピ

2025.05.13

所在地

サンクチュアリーのある山梨県富士川町は、私たちにとって大切な意味を持つ場所です。より多くの人にこの地域を訪れてもらい、山梨県の美しさを発見してもらいたいと思っています。 ここには環境に優しく動物を虐待しない方法で野菜や果物を育てる地元農家の方々がいます。そうして育った野菜や果物が、私たちが保護した動物の食事となります。

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保護対象の動物たち

動物の保護は最近ようやく始まったばかりですが、鶏を筆頭に、今後も豚や羊、牛などの畜産動物の保護・リハビリをしていく予定です。

知っていましたか?

豚は極めて敏感で知能が高く、鏡に映る自らの姿を認識できるのです。

それにも関わらず、毎日何千等もの妊娠中の母豚が、動くことも横になることもできないほど狭い柵の中に閉じ込められています。こうした豚たちの一生は、出産と不衛生で不必要な苦痛を繰り返しながら、最終的には屠殺される運命にあります。

鶏は、ヒヨコたちに対して深い思いやりを見せる優しい動物です。

しかし、バタリーケージでの過密飼育により、鶏の多くが体の変形や病気にかかりやすくなるなどの被害を受けています。 不自然に早いサイクルで繁殖され、ほとんどが10週間未満に屠殺されます。

羊は驚くべき記憶力の持ち主で、最大50の顔を記憶できると言われています。

それにも関わらず、雌羊たちは一年中出産を強制されています。 生まれる子羊たちもまた、出生直後に何らかの切断処理が行われ、生後4ヶ月で屠殺されます。

啓蒙活動

サンクチュアリーを訪れてくれた方々には、主に3つのテーマで啓発活動を行っています。

01

動物の権利と人権の侵害

畜産業では、動物および人間の権利が著しく侵害されています。

動物たちは劣悪な環境に閉じ込められ、麻酔を使わないためにひどい痛みを伴う処理が施されます。家畜動物は生き物としてではなく商品として扱われ、深刻な身体的・心理的な苦痛を受けた後に屠殺されます。

人権侵害は搾取的な労働慣行という形で行われ、低賃金労働者たちが工場型農場や屠殺場で危険と精神的苦痛を伴う作業を担っています。こうした労働者たちは工場型農場の近隣に住むことが多く、動物たちの排出物が引き起こす空気・水質汚染による影響を直接受けています。

畜産業は世界の貧困とも密接に関係しており、満足な食事を得られない世界の子供達の82%が、より豊かな先進国に輸出するために人間よりも家畜に優先的に食事が与えられる国々で暮らしています。

02

環境破壊

動物性農業は、環境破壊の主要な原因のひとつです。

この産業は、温室効果ガス排出量の18%を占めており、全世界の交通手段をすべて合わせた量よりも多いとされています。さらに、アマゾン森林破壊の91%の原因となっており、現在では地球の陸地の45%が家畜のために利用されています。

動物性農業は、海のデッドゾーン、水質汚染、生息地の喪失、種の絶滅など、さまざまな環境問題の主要な原因でもあります。地球上の哺乳類のうち、**野生動物はわずか4%**であり、60%が家畜、36%が人間です。

また、動物性農業は地球上の淡水資源の3分の1を消費しており、ハンバーガー1個には約660ガロン(2,500リットル)の水が必要です。対して、ヴィーガンの食生活は、肉や乳製品中心の食事に比べて18分の1の土地しか必要とせず、炭素排出量も50%削減することができます。

03

健康への影響

赤身肉や加工肉はWHOにより発がん性があると分類され、特に大腸がんや膵臓がん、前立腺がんとの関わりがあるとされています。

動物性農業は、抗生物質耐性の拡大にも大きな影響を与えています。これは、全世界で使用される抗生物質の70〜80%が動物に使用されているためです。狭く不衛生な飼育環境により病気が広がりやすく、その結果として抗生物質が大量に使われています。さらに、このような環境は鳥インフルエンザなどの人獣共通感染症(ゾーノーシス)の拡大も助長します。

一方で植物性の食事は、コレステロールゼロ、抗生物質不使用、飽和脂肪が少なく、食物繊維や抗酸化物質が豊富です。これにより、2型糖尿病、心臓病、肥満などの慢性疾患を予防・改善する効果があるとされています。そしてもちろん、動物への残酷な扱いもなく、使用する水や温室効果ガスの排出量もごくわずかです。

より多くの人々に、動物、地球、そして私たち人類のことを考えた、より良い決断をしてほしい。それが私たちの願いです。